どうやってソニーはCODの先行配信権をマイクロソフトから勝ち取ったのか
GameSpot-How Sony Won Call of Duty DLC Exclusivity Away From Microsoft
以下、全訳
Call of Duty のDLC先行配信権は長らくXboxにあったが、今秋のCall of Duty:Black Ops IIIではActivisionがマイクロソフトの代わりにソニーとパートナーシップを結んだため、この状況が変化する。
最も大きなフランチャイズの一つであるCall of Dutyにおけるこの変化は非常に大きなものだ。この件に関して出版、開発関係のPlaystation VPであるAdam Boyesが語った。
もちろん、Boyesはビジネス的な詳細は避けたが、どのようにしてソニーにパートナーシップが移ったのかと、それが持つ意味について簡単な見解を示した。
「まず、DestinyにおいてActivisionと非常に良い関係を結べたことがおおきいと思う。」とBoyesは言う。
ソニーとActivisionのDestinyにおけるパートナーシップは非常に強力なものだった。全てのDestinyのコンテンツがPlaystationで先行配信され、ソニーはDestinyをある種ファーストパーティーのゲームのように扱っているとさえ言っていた。
Boyesが言うには、ActivisionがBoyesと彼のチームを招き、Black Ops IIIを直接見せた。このゲームが手を組む価値があるとソニーが判断するのに時間はかからなかった。
「僕らは一目惚れしたんだ。このゲームは変革をもたらす。」とBoyesは言う。
「プレイしてみてすぐに分かった。このゲームは素晴らしい!壁を走れるんだ!それも非常にスムーズに!そして、当然のようにActivisionとのパートナーシップについての話に入ったんだ。僕が思うにこれは全てのゲーマーにとって非常に利益があることだ。」
Black Ops IIIのDLCがPlaystationで早く配信されるというだけでなく、マルチプレイのβテストもXboxやPCより先にPlaystationで実施される予定だ。
ソニーのDestinyでの独占権、そして今度はCall of Dutyとのパートナーシップとなったが、これで最後ではないかもしれない。SCEのCEO Andrew House はこのような類のサードパーティ独占権を構築していくことはソニーのビジネス戦略の中心となっていくと述べている。
CoDのDLC先行配信権の移行はPSユーザーとしては嬉しいnewsでしょうが、CoDファンのXboxユーザーとしては苦しいところでしょう。
遊ぶ側の視点で見れば独占権争いは誰も得をしない不毛な争いなのでやめて欲しいというのが本音ですが、ビジネス的な側面から見れば中々避けられない所なのでしょう。
しかし、パートナーシップ以前にXboxユーザーの少ない日本では、パートナーシップが無くともサードパーティのPlaystation独占という状況ができつつあります。
Microsoftは日本での宣伝に力を入れておらず、始めからやる気が無かったようにも感じられる節はありますが、日本のXboxファンのためにも何とか巻き返しを図ってほしいところです。
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